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クリムゾン・タイド/ドンペリのコメント

rating33.9091

クリムゾン・タイドへのコメント

採点

rating4

推薦数

+2

コメント

潜水艦同士の攻防でなく、二人の男の攻防にしたところが本作の成功の秘訣。

レビュー

潜水艦という限られた空間の中での どんでん返し有りの謀反劇にしたところが見もの。
この脚本と見事なキャスティングが大当たり!という感じです。
ラストまで緊張感を引っ張るのはたいしたもの。

話はベテラン艦長と新任の副長の対立に終始すると言っても過言ではありません。
ですので戦争もののカラーとは少々違うけれど、それだけに物語としては面白い。

ジーンハックマンとディンゼルワシントンの戦い(対立)を核ミサイル発射までの時間に区切り、
どちらに軍配が上がるか(まあ勝ち負けではなく)を期待させながら見せた映画です。
潜水艦という閉塞感は どんなストーリーにも効果的に働くのは言うまでもない。
ほとんどを二人の対立で進めていくにしても つくづく潜水艦ってお得だな〜と思う。
深度ぎりぎりまで沈んでいくなんてのも、潜水艦ものには外せないオイシイ部分でもありますしね。
でも!それだけに演技派の俳優が演じてくれないと私は満足がいかぬ。
そういう意味でとても満足。



冒頭字幕でディンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンの二人の名前が 左右同等に並びます。
まさにその字幕通り、二人の演技バトルに火花が散っている映画です。
中盤の二人の言い争い部分が(JがDを殴るし・・・)圧巻です。

見終えると
はっきり言ってミサイル発射どうのこうの、の部分はそれほどの盛り上がりはありません。
無駄を省き潜水艦の中での二人の演技合戦の映画、という印象が強い映画ですが
この二人ですから、見応えがあり、充分満足は得られるというものです。
ベテラン艦長ジーン・ハックマンと新任の副長ディンゼルがどちらも‘らしく’て
年齢的にもぴったり違和感ないし、「見ていて快感」ですらある。



始めに潜水艦に向かうバスの中で『潜水艦映画』の主演スターを当てっこしている。
「眼下の敵は?」
「ロバート・ミッチャム!」
「相手役のドイツ人は?」
「クルト・ユンゲルス!」・・・・・という会話をわざわざ入れ、
潜水艦ものの原点とも言える映画『眼下の敵』に敬意を表しているのがお洒落。
結構その話題でひっぱるんです。(バスの中のシーンはほとんどこれ)
さらにもうひとつ『深く静かに潜航せよ』と出し、
「耳がでかくて髭がある、、、うーんケイリー・グラント」って言うのね。
これはクラーク・ゲイブルの間違いなんだけど、話はそこで終っているのがこれまたお洒落。
こういうの 映画ファンにはたまらないですよね。


雨の中、いよいよ乗組員全員が整列する前でジーンハックマンが訓示をたれるのに
ぴょこぴょことワンワンを連れているの。
どうしてこういうことするかな〜、いいなあ、これ。私が最も好きな場面かも知れない(笑)。
なんたって艦長は犬連れて潜水艦に乗り込むんだから〜。


*ジーンハックマン演ずる艦長が 確かめもしないでアレを発射させてたらエライコトになっていたわけで、
「イケイケ」の彼はアメリカを象徴しているようで、皮肉っているみたいにも見えるわね。

評者

ドンペリ

更新日時

2006年09月14日 15時33分

コメントの推薦

参考になる 2006-09-14
 
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2022年09月25日 11時08
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