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見るたびに熱くなり、見るたびに泣いてしまうジョンウーの最強作。
最高傑作はやはり『男たちの挽歌』なんだけども、私が一番好きなのはこの作品である、
というかアクション映画にカテゴライズされてるものの中で一番好きかもしれない。
男と男の友情、裏切り、仁義、メロドラマ、アクション、泣きに
ジョンウー印である2丁拳銃、鳩、教会、とにかくなんでもありの超絶アクション。
編集が素晴らしく、サムペキンパーの専売特許でもあったスローモーションを
通常ショットとのモンタージュに変えたジョンウー。
『男たちの挽歌』にはまだ甘さがあったが、この作品では洗練され、完成している。
さらにボートの大会で狙撃するシーンが素晴らしい。
実際にあった大会の映像と撮った映像をうまく編集したらしいが、
これは『現金に体を張れ』のドキュメンタリータッチに匹敵する。
この映画がアメリカでヒットしたから『デスペラード』や『マトリックス』が出てくるわけで、
そういった映画達の先陣をきってるこの作品。
『男たちの挽歌』よりスローテンポだが、これがこの詩的な映画にあっていて、
見るたびに泣いてしまう!!!!
私はサムペキンパーも大好きなのだが、この映画を見て「サムを越えた」と思ってしまった…
はっぴいえんどから入って、バッファロースプリングスフィールドを聞くようなものなんですけどね…
2005年03月27日 23時00分
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素晴らしい洞察 |
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