みんなで作る映画データベース
  1. トップ
  2. 映画一覧
  3. スリルとサスペンス
  4. 犯罪
  5. 殺人狂時代
  6. ドンペリのコメント

殺人狂時代/ドンペリのコメント

rating44.0667

殺人狂時代へのコメント

採点

rating4

推薦数

+2

コメント

どんな批判があろうとも自分の言いたいことを語る(=自分の作りたいものを作る)。ものを作る人は、それでいいと思うし、また、そうあって欲しい、と私は思う。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

目を付けた女性に近寄り、甘い言葉で騙し結婚し、女性の財産を狙い、殺す・・・それを繰り返すヴェルドゥだが、これがそれほど極悪非道の男には見えず、複数殺人犯という残虐性すら感じられず、憎むべき相手には見えない。殺人シーンがないからではなく、そういう人間に見えるように作ってあるのでしょう。
詐欺男になってしまったのは、長年真面目に勤め上げた銀行を いとも簡単に解雇されたため、家庭(本当の妻子)を守るためということを、エクスキューズにしているので。

時折チラリとみせる彼の軽い身のこなしはやっぱりチャップリン!(マチャアキが浮かんで困ったわ)で、コメディ感覚を残しながら、その上で充分なメッセージ性がある。こんな空気を出せるのは、やはりチャップリンならではだろうと思う。


ラストの数分に凝縮されているチャップリンの言いたいことは、60年後の今でも通用する言葉だ。
通常は監督のメッセージを 役者を通して語るわけですが、チャップリンの場合、自らの口で語るところに、私は感動する。
自身の言葉であることは、それだけストレートであり、それに責任を持つことであり、そこ(←この演説内容)には「やるならやりなさい」という強靭な意志が見え、ギロチンを前に少しもうろたえないヴェルドゥこそがチャップリンなのでしょう。
大赦を拒否するヴェルドゥの覚悟も チャップリンの覚悟なのだろう。潔くていいではないか。そんな彼がやっぱり私は好きだ。

評者

ドンペリ

更新日時

2008年07月21日 00時13分

コメントの推薦

参考になる 2008-07-21
 
読んで楽しい 2008-07-21
 
2021年12月06日 12時22
2021年12月06日 12時22
©ずばぴたテック