みんなで作る映画データベース
  1. トップ
  2. 映画一覧
  3. ドラマ
  4. 人生と生活
  5. ライムライト
  6. カトキチのコメント

ライムライト/カトキチのコメント

rating44.3158

ライムライトへのコメント

採点

rating5

推薦数

+4

コメント

大傑作!人生につまずいた時、自分を見つめ直したい時に癒される事必至。

レビュー

ビートルズは「アビイ・ロード」というアルバムを制作した時、なんとなく解散を意識していた、
だからこれがラストアルバムになるだろうと、暗黙の了解ではあったが、それぞれメンバーは感じていた、
人間誰しも引退を考えないと集大成的な作品は作れないと思っている、
結局、ビートルズはその後、残った楽曲を寄せ集めて「レット・イット・ビー」というアルバムを作ったが、
フィルスペクターのアレンジを巡って、トラブルが生じ、
それが直接ではないにしろ解散の引き金の1つになってしまった。
だが、それに納められている楽曲は「アビイ・ロード」以前のもので、
実質ビートルズのラストアルバムは「アビイ・ロード」なのである。
この「アビイ・ロード」の最後にビートルズは「The End」という曲を入れた、
恐らくビートルズの中でも歌詞は一番短く、ビートルズそのもののラストを飾るに相応しい楽曲になっている。

チャップリンの『ライムライト』はまさにそんな印象だ、
芸人チャップリンではなく、人間としてのチャップリンの思想が丸ごと入っていて、
まさにチャップリンの遺書の様に感じてしまう、彼はその後何作か撮っているが、私の中ではチャップリンの遺作扱いだ。
チャップリンの人生哲学、汚いものとキレイなものに真っ正面から向かっていく勇気、人間、
人とは違う経験を積んで来たチャップリンが、最後の最後に放った人生賛歌、
作家が描きたくても、なかなか描けない主題をチャップリンは見事に調理する。
何かにつまずいた時、自分を見つめ直したい時には絶対に観る大傑作である。

この作品は全シーンに名言が詰め込まれているが、なんといってもハイライトはキートンとの共演シーンだろう、
かつてのライバルが、1つの芸術に向かって、芸をぶつけ合うこのシーンは、ホントに泣きそうになる。
私はチャップリンよりもキートン派だったが、ここは映画史に残るシーンだと言える。

私は中学生の時、病気をして、病院と家を行き来する生活を2年くらい送っていた、
映画にハマったのはこの時期で、WOWOWを駆使して年間に異様な本数を見ていた。
担任の先生も映画好きだったので、家にプリントなどを届けに来ては映画の話をしていた。
学校を卒業する事になり、先生は家に来て、ある一本のビデオをプレゼントしてくれた。
それが『ライムライト』でした、そんな思い出もあるので、満点です。

評者

カトキチ

更新日時

2006年05月11日 00時52分

コメントの推薦

素晴らしい洞察 2006-05-11
 
素晴らしい洞察 2006-05-11
 
参考になる 2006-05-11
 
素晴らしい洞察 2006-05-11
 
2022年06月26日 17時32
2022年06月26日 17時32
©ずばぴたテック