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ライムライト/ドンペリのコメント

rating44.3158

ライムライトへのコメント

採点

rating5

推薦数

+4

コメント

チャップリンの人生を通して紡ぎ出された言葉で‘其処かしこ’に散りばめられた人生訓(名言)は
チャップリンだからこそ「なるほど納得!」です。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

チャップリンがハリウッドを追われ
晩年に差し掛かった自分の人生を懐古する時期の作品であると思うと 非常に現実感があります。
このような映画を製作したことは
あらゆる意味でチャップリン作品の中で別格の位置づけをすべき素晴しい作品だと思っています。


「ええい、みんな出ちまえ」とばかりに娘・息子たちも出演(笑)、
バスター・キートンまで出演してもらうなど
彼の作品の『終楽章』にしたかったのではないかと思えるのは私だけではないでしょう。



「A story of a ballerina and a clown・・・バレリーナと道化の物語」
「華やかなライムライトの陰。老いた者は消え、若き者に代わる。」
という冒頭の言葉にすべて集約されています。
そして彼は若いバレリーナ・テリーの命を救い
プリマとして踊る彼女の姿を舞台袖で見ながら息を引き取るというラストで見事に完結させる。
この少しクサイと思われるラストシーンも 敢えて直球勝負でいきたかったんだと思う。
この作品はすべて直球なんですね。まず第一に 彼が素顔でスクリーンに現れたことでも伺えるでしょう。

‘自分の老い’‘自分の潮時’‘自分の死’を思う彼の言動の裏で
若い者への「生きなさい!」という強いメッセージがありますがこれらも直球。
生まれてから貧しく辛い過去を持つチャップリンの言葉だからこそ、素直に聴けるというものです。
「人生のため、生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていくことは美しく素晴しい。」なんて言葉も、
彼だからこそ直球結構。
劇中「あれがカルベロか?老けたな、いい喜劇役者だったのに・・・」と陰口を叩かれるなんてのも
自分に言っていること、まさに直球、結構。

シリアスにごく普通に演じる部分のチャップリンが巧いかどうかより
チラリチラリと入る小技を見て、それでホッとするのね。

‘愛のビンタ’の場面は何度見てもハッとするけど 私は好きな場面です。あれ以上の愛情はないと・・・。



*何と言っても
チャップリンが喜劇役者としてライバル的存在であったバスター・キートンと競演した場面は
永久保存版でしょう。
敢えて客の笑い声など入れずサイレントでジックリ見せる芸は至極!息を止めて見てしまう。
キートンは少し控え目(もっとやって欲しかった)ですが チャップリンの足の芸はほんとに凄い!



★尊敬の念を込めて‘星5つ’となりますか。

評者

ドンペリ

更新日時

2006年05月09日 23時21分

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